クオリア [気になる一言]
今週末の学会に向けて,クオリアという言葉が気になっていたのと,
福岡駅で妻と子を待つ間に,本屋に立ち寄れたことが重なり,
茂木健一郎『科学のクオリア』日経ビジネス人文庫を読んでいる.
(しかし,ビジネス人文庫とは,なんちゅうネーミングか...)
さて,この本,科学者?茂木さんと各界の方々との対談集で,
日経サイエンスの連載らしい.
二人目に,小川洋子さんとの対談が載っていた.
もう,全文,びびびと,きまくり.
p.36
私は「言葉にできないことを書く」のが小説だと思っているので,
言葉にできない場所へどう到達するか,そのために言葉の壁を
どう突き破るかが問題です.
p.39
最終的にこういう局面に持って行きたいというのがぼんやりとあって,
そこに行く道筋を探す.そういう分割できない,完成されたものをいかに
リアルにイメージできるかで,いい小説を書けるかどうかが決まります.
など.
『博士の愛した数式』の世界に引きずり込まれたのも,
小川さんの書く,風景として描き出された,博士の周辺,
博士の頭のなか...小川さんの文章には風景のクオリアが
描かれていた.
僕も,いつか地域のクオリアを,日本語で書く日が来るだろうか.
葉先生の発表聞きたいな.
カタカナ [気になる一言]
脱カタカナ宣言!
というか,脱インフラストラクチャーを表明して,
執筆活動を続けてきたが,その危機がやってきた!
そう,科研費の申請.
むかし,ある人からカタカナを多く使って書けば
通り易い!とアドバイスを受けた.
この手のアドバイスはたくさんあるのだが,
しばらく,キャッチーな言葉を使う方がいい,
という理解で,なるべくカタカナを使って書いていました.
いまは,なるべく日本語,というか意味のぶれない
言葉を使おう,と思って書いています.
しかし,
モノとかコトとか,あえてカタカナ化することで,
意味が深まる場合もあります.
ま,これは話し言葉的であるけれど.
思考を図化することに,はまってます.
といっても,手が動きません.
科研費申請ぐらいは,楽しんでやりたいので,
図化しちゃいます!図を文章に直す.
初めての,楽しい科研費申請.
しかし,時間がない.
意識化 [気になる一言]
景観について考える際,一番やっかいな
この時代の社会通念.
その社会通念を突き破り,真の景観の価値を
明らかにするために,彼女が紡いだ一言.
現在のわれわれが無条件に受け入れているこの時代の
計画理念を意識化することにつながるだろう.
真田純子:『都市の緑はどうあるべきか 東京緑地計画の考察から』,技法堂出版,2007.2.
http://gihodobooks.jp/book/1713-3.html
序章より
あとがきにある,彼女の恩師からの言葉
「じっくりと資料を読むこと,素直な気持ちで考察すること」
も美しい言葉です.






