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帰国しました [日記]

ご報告が遅くなりました.
先週の月曜日に無事帰国しました.
フランスでお世話になったみなさん,ありがとうございました.
今後とも,よろしくお願いします.
日本でお世話になっているみなさん,ご迷惑をおかけしました.
今後とも,よろしくお願いします.


さて,一週間の間に,年度末のいろんなことがありました.

例年だと一大イベントである「卒業式」もあった.
本年度は,5名の修了生を出したのだから,
相当大きな区切りである.
当日は,時差呆けも抜けきらず,桜だ,写真だ,
ビールだ,カラオケだ,とあっという間の一日でした.

本当は,一人一人ともっとゆっくり話したかった
(いまさら言うなよ!)というのが,本音です.
それぞれに,大学院生最後の一日を
楽しそうにしていたので,じゃまをするのも
憚られたのですが,本当はこの一年をちゃんと
謝るとともに,「で,どうやった?」と聞きたかった.
「何さ,自分だけ楽しんできて」って言われるのが,
怖かったのかもしれません.

最後まで,わがままを言い通せなかったのが悔やまれます.
また,いつでもいいので,話を聞かせて下さい.
ちなみに,5年間の保証に有効期限はありません.

本当に,ご卒業おめでとうございます.

帰国します [フランス便り]

いよいよ,明日Parisを離れます.

長らく,不在でご迷惑をかけた日本の皆様,
フランスで温かくご支援して下さった皆様,
ともに,いまからご恩に報いたいと思います.

2009年5月6日,38歳の誕生日から約11ヶ月.
とても有意義なフランス滞在でした.
何ができたのか?と問われると即答に窮しますが,
3つ答えられるように,飛行機の中で考えたいと思います.

帰国後も,ご指導ご鞭撻のほど,よろしくお願いします.

Provence [フランス便り]

話が前後しますが,2月の24日から3泊4日で,
Provence(プロヴァンス)に行ってきました.
ナカムラせんせもお薦めのピーター・メイル著
「南仏プロヴァンスの12ヶ月」のあのプロヴァンスです.

寒さの厳しいParisを離れ,TGVで3時間20分
Avignon TGVに着きました.そこから,バスで
20分ほど,城壁に囲まれたAvignonの中心市街地に
たどり着きました.

暖かい!中の一枚を脱ぐことができました.
ホテルは,Avignon Central駅にも近い,
城壁内の修道院の中にありました.
今回は,フランス最後の家族旅行ということで,
それほど動き回りませんでしたが,世界遺産を
4つも訪れる,という地の利を活かした旅でした.
・Avignon アヴィニヨン(1995)
・Pont du Gard ポン・デュ・ガール(1985)
・Les Baux de Provence レ・ボー
・Orange オランジュ(1981)
・Arles アルル(1981)

■Pont du Gard

PDG.JPG

行ってきました,ニームのというより
K林せんせのポン・デュ・ガール.
何故か右岸側に着いてしまって,おそらく
通常の観光客とは反対向きの行動となりましたが,
ガール川に架かる石造通水橋を堪能してきました.

紀元前19年建造,3層からなる石造通水橋.
河床からの高さ48m,長さ269mだそうです.
何故か錦帯橋のことが頭にこびり付いていて,
妻が「通潤橋より大きいね」と言ってくれて,
初めて本来の場所の見方に戻ることができました.

ポン・デュ・ガールもまた,橋ではなく水路の一部でした.
周囲を含め(当たり前なのですが)Grand Siteとして整備され,
左岸側には博物館もありました.(残念ながら閉鎖中)
ユゼス近郊の水源からニームへの都市用水の供給の他に,
周辺地域への農業用水も供給していたようです.

■Arles

Arles.JPG

この円形闘技場(長径136m)のほか,劇場,温泉などの
ローマ時代の遺跡群が世界遺産に登録されています.

アルルへは,Avignonからterで20分程度なのですが,
頻度が少なく,正直行きにくい場所です.
旧市街地へは,SNCFの駅から徒歩15分.

行くまで知らなかったのですが,アルルは
ローヌ川の主要な河港のようです.
夕方,5時頃に着いたので,円形闘技場にも入れず,
途方に暮れていましたが,川縁の夕焼けが美しく
癒されました.

ゴッホが一時,ゴーギャンと一緒に過ごした場所としても
有名で,人口5万人ほどの小さな街の中心部は,
人情味溢れる人々で賑わっていました.
街中のあちこちに花が飾られ,なんとなく可愛らしい街の
印象を持ちましたが,そんな街中に急に闘技場や城壁など
ローマ時代の遺跡があって,時が一気に2000年ぐらい
飛びます.


他の場所でも,あちらこちらにローマ人の築いた
植民地都市の遺跡を目にして,とてもRomanを感じました.
日本ではあまり見かけない都市の風景です.
考えてみれば,奈良の平城宮跡よりも古い遺跡が,
目に見える形で存在し,劇場や闘技場にあっては現役である
というのは驚くべきことです.
「変わらない都市の風景」を学んだ旅でした.

Montignac [フランス便り]

おそらく,フランス滞在中最後の旅として
モンティニャックという村に行ってきました.

世界遺産にもなっているLascaux(ラスコー)洞窟が
あるDordogne県の小さなcommuneなんですが,今回ここを
訪れたのは,洞窟とは全く関係がありません.
関係がないことはないのですが,ヒアリングの結果
関係は限りなくなかったことが分かりました.

3月の2日,3日の二日間,
Bordeaux大学に留学されているIWABUCHIさんと
Montignacの行政関係者とAssociation
(日本で言えば協会だけど,ただの協会ではない)
関係者の方々にヒアリングをしてきました.
Montignacへは,Bordeauxから東へ120kmほどの場所にある
Perigueuxeという町までterで行き,そこからIWABUCHIさんの
お友達のシルベットさんの車で1時間程度(さらに東へ約45km),
中央山塊地域に位置する寒村と言って差し支えない場所です.

このヒアリングは,僕が誘ったものでしたが,
IWABUCHIさんがいて下さらなければ,
決して実現しなかったもので,また遙かに
僕のレベルを超えた有意義なものとなりました.
(僕のレベルを超えているので,僕では処理しきれません...)
Allフランス語での質疑応答,悲惨な状況でした.


しかし,本年度の渡仏最後の調査なので,
いろんな意味で思い出深いものとなりました.
3日には,ちょうど30歳を迎えられたIWABUCHIさんの
友人たちからの祝福の場にも同席することができ,
何とも言えない素晴らしい時間を過ごしました.

一言で書くには,あまりにも内容がありすぎて
書ききれないのですが,あえて一言で書くなら,
「フランスの村は小さくとも絶対になくならない」
ということが分かりました.
何はなくとも村はあるのです.

Saint-Émilion [フランス便り]

Bordeaux から車で約40分,
村の景観とブドウ畑が世界遺産ともなっている
サンテミリオンに行ってきました.

二度目のBordeauxとも言えるのですが,
前回訪れたMedocやGraveとは趣が違うので,
初でいいのです.
サンテミリオンは,Bordeaux近郊のワインの名産地として
有名ですが,他の土地とは雰囲気が少し違います.

世界遺産のタイトルともなっている「Juridiction de Saint-Émilion」
のJuridictionがくせ者です.
地域の自治,産業としてのワインづくり,そして風景...
Office de Tourismeにヒアリングに行ったのですが,
一度訪れただけでは歯が立ちません.
正直,出直してきます,という感じでした.

村の風景も美しかったですが,
やはりブドウ畑です.
地形の起伏といい,細かく整えられた畦といい,
一本一本のブドウの木が,風土そのものです.

StEm.JPG

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